夏休みを引きずっているという話

地方国立大学の学部3年、11月初頭のこの時期の僕は、未だ夏休みを引きずっている。

『大学生は人生の夏休み』という言葉が、何も考えずに生きている高校生の心の支えとなって久しく、実際その言葉通りの生活をしている大学生も多い。

僕は大学生になったら何をしたいか、どうなりたいかをあんまりよく考えず、なんとなくで「あ、ここの学部いいかも」「親に負担かからない国立だし一応興味のある分野だし」と進学先を決定した。その結果、自分の専門の分野への興味も薄れ、現在はただそんな毎日をなんとなく消化して生きている。

 

夏休みには勉強する予定だったが、ほとんど手につけずにいた。

SNSでは周りの人間が就活だのインターンだのに出向き、自分がどんどん成長している様を電子の海で誇示していたため、あまり見ないようにした。キッツイんだわあれ。

そして、夏休みが明けた今、未だ自分の生活は8-9月準拠のものであり、ネット上で目を逸らし続けてきた人々が眼前に実体を持って現れるようになった。

自分は何もなさなかったという事実をまざまざと突きつけられた。

今、僕のメンタルは緩やかに崩壊しつつある。

 

要するに、

「何をしてもいい」ということは「何もしなくともいい」ということでもある!

という自分に都合の良い解釈で生きた結果がこれで、結果焦ってるけどもう手遅れな感じがして全てを投げ出したくなっている、というなんともよくある話である。

本当によくある話すぎて笑ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、英語の文法に則れば、

don't have to (しなくともよい)」の逆は「have to / must (しなければならない)」だ。

これは一本取られたね。